ゆめみがちのマニュアル

運と流れに身を任せすぎた。

生卵

幼稚園、小学校、中学校に高校と両親には17年間好きなことをさせてもらって生きてきた。
小学生のときひょんな事からスマッシュブラザーズXにハマり、マルス王子を女性と信じ込み、ピット君にベタ惚れしていたあの頃に私は「夢小説」なるものに手をつけ、クラスを巻き込んでプリントアウトされた台本書きのそれはもう痛々しい夢小説を作り上げた。全治4ヶ月も容易く超える大火傷を負いながらも私は中学生に上がり当たり前のように中二病を患い、しばらくの間指にボンゴレリングをはめて山本武の嫁になることを誓う、この頃丁度ネットに手をつけ始め2ちゃんねるなるものから学んだ用語をばんばん使いまくるという痛々しさでクラスを恐怖のどん底に叩き落しました。
クラスの友人2人(これもなかなか強者揃い)、雲雀恭弥教に入信した雲雀恭弥狂と六道骸に平伏した如何にもな腐混じりの腐女子。そしてこの私、山本武に嫁ぐことを胸に誓った中二病だ。
この3人組はとにかく痛かった。ドゴーム並にうるさい、妄想を現実のもののように喋り出す痛々しさ満載のパレード。霧のカルネヴァーレもびっくり。まあその2人とは、目が覚めてから疎遠なわけだが。
今こうして書いている時点で既に口元がにやけ始め気持ち悪い面をひとりの空間に晒しているわけだが、時折寝る前に思い出して頭を抱える日々を送っている。中学の頃関わった何の罪もないクラスメイト達を闇討ちしたい。斬り捨て御免。学プリで神尾とデートの約束したのをまるで現実のように話してしまった日のことが一番恥ずかしい。リズムに乗るぜ…。
中学3年生のとき、大事な受験を控えた冬。
数学の期末テストで8点という脅威の数字を叩き出した私は担任に苦笑いされながら近場の工業高校の前期試験を受けるわけだが、勿論努力したことが無くて時間を山本武とのランデヴーに費やす私は受験勉強なんてさっぱり。渡された先生の厚意が篭ったA4プリントの表は真っ白どころか山本武との新婚旅行についての予定で真っ黒だ。母親に怒られながら辞書で山本武に繋がる単語を引いてはニヤついていた。
ノートは取っていたし校則を守っていたし、真っ黒な髪を二つ結びにしていたけれど仮病を澄ました顔で使う真面目系クズ。
面接練習もおざなりに、迎えた受験当日も周りが真剣な面持ちで昼休憩の時参考書と睨めっこしている中、ひとりでりんごをシャクシャクと食べていた。終わった教科の見直しなんてしたことが無いし、終わったんだから見直しても意味無いわ〜という阿呆丸出しの考えで酸化し始めていたりんごを頬張る腐女子
面接が始まったとき、頭が真っ白で何を言ったのかは覚えていないが取り敢えず結果としては受かっていた。合格発表の時もウォークマンにいれた桜ロックを聞きながら、腐女子堂々の合格確認。担任もびっくりである。
「よく受かったな…」と教師の口から聞くとは思わなかったがまあ私も「よく受かったな…」と晩御飯を頬張りながら思った。
そして入学した高校。然しここで問題が。
三年生になる時、他校と合併するらしく入学式の翌日、統合する3校で「 合 宿 」 。
いや馬鹿じゃねーのと。
クラスメイトの顔も名前も知らねーのに合宿とな?
案の定冷えきった空気の中、仲良しであった2人と周囲を牽制しながらの合宿となる。私が入ったクラスは言わば女子クラス。男子が数人しかいない。なんてこった…。しかも初日からどんどん人の悪口を言う女子がいる…腐女子、怯える。
話はそれるが、中学の時から女子にはカーストがあった。イケイケかれぴっぴしゅきしゅき女子、ジャニーズめっちゃ好きやねん吹奏楽or運動部女子、文化部ヲタッキーの3部ぐらいに分かれていた気がする。因みに私は勿論文化部ヲタッキーでござるデュフフ。
高校にもあんのかなそれめんどくせ~とか思いながら息を潜めていたものの、卒業までひとまとめにしてしまえば全体的に「変態クラス」で仲良く卒業した。露骨な下ネタが飛び交い、LHRでは変態仮面をみんなで見た。ツイッターはテスト前になると痴漢プレイについて熱く語り出す女子。 勿論クラスには元イケイケかれぴっぴしゅきしゅき女子もいたが、悲しきかな少数派の部族。クラスには腐女子が多過ぎた。彼女もまた最後までクラスのリーダー的存在として楽しく一緒に卒業してくれたが普通にアンソロジーを読むようになった。平和だった。その分男子には本当に肩身の狭い思いをさせたし、何度もケツを揉んだことを今謝罪したい。めんご。 腐女子、ここでゲーム大好きなピュアボーイと付き合い始める。1年生の冬である。それどうでもいいとしてだが、彼氏ができてもなお私は2次元に恋をしていた。
山本武は勿論、歴史にも手を出し陸遜という超イケメンに惚れ込んでは日吉若を愛でまくり、高校三年生の時ワンピースにどっぷり着水。CP9が好きです。カクくん可愛い。それとラブライブにもドハマリし、それは今もシャンシャンしてます。BiBi推しなんだけど、A-RISE可愛いなあって思いながらショッキンパーリィしてます。
高校はオタクとして充実した3年間でした。毎日学校に行くのが楽しくて仕方ないぐらい。
そんで、今はなんやかんやあって、とあるゴルフ場でキャディーさんの見習いをしているわけですが。

「やっべ全然続かねえ」

っていうのが現状です。
オタクとして座り続けていたので運動不足と頚椎のズレから足をやってしまい何も出来ない状態。あんまり動くなと言われて有給を消費する日々。

「えっやばくない?続かなくない?休み続けてこれどうすんの?やばくない?」
混乱の極み。
それでも辞めれる時期ではないし母も辞めんなよと、戻ってくんなよと修羅の構え。せやろな。でも不安やねん有給。

そしてひとり暮らしもスタート。包丁の握り方も危うく調理実習ではいつも鍋を観察していた私が、料理をする…。
一番はじめに作ったのは皮付きの肉じゃがでした。


今はラブライブとリボーンだけが心のオアシス。彼氏もいるのに彼氏欲しいと嘆く意味のわからなさ。そろそろ先輩に睨まれてもおかしくないです。